
聖飢魔II(ソニー)
ジャンル:アクション
環境:レトロフリーク
発売日:1986年12月18日
価格:4,800円
今日現在の駿河屋の価格
箱説あり:1,400円
ソフトのみ:780円
子供の頃に祖父や祖母とともにデパートに出かける…
このイベント程野心が燃え上がるイベントは無かった…
週末の混み合った電車!
町に溢れかえる人混み!
消化に良くてパワーの出ない昼食!
長く退屈な買い物の待ち時間!
少年時代から今現在の私にまで引き継がれた嫌な事ではありますが…
これは試練
そう…いい子にしていたご褒美に何かを買ってもらえるという到達点までの試練
こんなイベントでもない限りファミコンのゲームなんて手に入らねぇ!
そして歓喜の時は来た…
当時のデパートの出店配置ってのは…今もそうでしょうが…
露骨に計算されていましてネ…
婦人服コーナー、子供服コーナーの一角にあるのです…
ファミコンコーナーが!!
自分の買い物の時は迷いに迷っていた祖母…
私がファミコンを選ぶ時間には非常にウルサイ…
よーし…コレだ!コレなら間違いない!!
っで、買ってもらったのがコレ…
聖飢魔II

…何でコレだったんだろうか…教えてくれ…少年時代の私よ…
聖飢魔II…やっていきましょうか…

さて、サブタイトルが悪魔の逆襲…
どうやら聖飢魔IIのメンバーが神に誘拐されたのを閣下自ら助けに行き神に反逆するゲームのようです。

さて…始まった…この妙な世界観…何を思ってこのゲームは作られたのか…

さーて…ゲームのシステムですが、閣下の攻撃は投石…
画面内にある蝋人形、生首、リンゴと言ったアイテムを全て回収することで塞がれた床が開きます。

左上は申し訳程度のスコアとLIFE…
閣下は悪魔ですので、神が居る場所ではLIFEがどんどんと減るようで…
制限時間+HPって感じでしょうか…

アイテムを回収してフロアの床が開きました。
こうしてステージを見るとエライカンタンに見えるでしょ?
マリオとかと違ってデスネ…操作がキツイので慣れるまでは結構苦しいんですよ…

っと、フロアの床に入ると新たな場所に…

こんな感じで1ステージにつき8フロアのアイテムを回収する作業を行います。

マップ内にある目のオブジェに触れるとショップに入れます。
ショップでは閣下直々のセリフが表示されていますが、特に規則性などは無さそう…

っと、最深フロアにやって参りました…
ココは7フロアをクリアしないと入れない仕組みになっていまして…
ココに仲間が捕らえられております。
このフロアの攻略は特殊で、全アイテムを回収後、マップ内にある棺桶を開くとランダムで1つにカギが入っていまして…それで仲間を救出すると…

ありましたねぇ…ランダムって言いましたが、多分、最後に開いた棺桶に入っているんじゃないかしら…

いえーい!仲間を助けたぞ!!

さて…私は聖飢魔IIのファンなの!?っと言うと…
小学校の低学年が聖飢魔IIなんて聴くわけ無いだろ!?
…閣下には非常に失礼ではありますが、その辺のアイドルと同等に考えておりました。

あきれてものもいえんわ
いやはや…閣下は非常にキャラが完成された悪魔でしたからねぇ…
歌なんて知らなくとも子供のハートを鷲掴みしていた!
…その結果、貴重なファミコンソフト入手チャンスに悲しみを背負う悪魔のような展開

その後、大きくなって、色物アイドル、初代ビジュアル系だと思っていた聖飢魔IIの曲を聞く機会があり…
なんだよ!閣下!…超歌が上手いじゃないか!!
っと閣下の凄さをようやく知ることになりました…

あらぁ…閣下が天に召されてしまった…その先は…天国…?地獄?
…っと、聖飢魔II
聖飢魔IIは小学生だった私の視点だと音楽をしている人という感じには映らなかっんですよねぇ
後々音楽活動をしている上に、相当ヤル悪魔達だと知ったのですが…
ジャンルはメタル
メタルを聞いているだけで協調性を重んじる流行り音楽しか聞いてない連中にバカにされたメタル
そんなメタルのイメージを植え付けた立役者だったのかも知れませんねぇ…
まぁ、当時はメディアが今では考えられないほどの絶大な権力をもっていたので
売名するべく止む無く悪魔と契約してしまった結果なのかもしれませんが…
この印象操作はまさに悪魔の所業!
あぁ…ゲームですか?
ソウデスネ…光GENJIのローラーパニックよりは面白いですね。

↑箱説ありを駿河屋で買う

↑ソフトのみを駿河屋で買う
ジェイル大橋が檻に入れられてるのは毎度ウケますが、普通は閣下以外は区別がつかないので意味がわからないと思います(ジェイルは刑務所という意味なので彼は刑務所の拷問官という設定でした)
悪魔がどうたらこうたら~っていうメタルは海外ではそんな珍しくないですが、日本では色モノにしか見えませんよね